以下はネット調べです
南アフリカ原産の常緑低木です。
小さいうちは草花のような姿ですが、年を経ると茎は太くなって表面がごつごつした樹木らしい姿になります。葉は羽状に深く切れ込んで表面に柔らかい毛が密生し、灰白色に見えます。冬~春の花の少ない時期に一重の黄色い花を咲かせます。花径は3cm-4cm、花茎を15cm前後伸ばして先端に1輪をつけます。
日本へは昭和40年代に渡来し、鉢花として普及しました。性質強健で、寒さにも強いので平地や暖地では露地で低木状に茂った株もよく見られ、生垣にも利用できます。属名のユリオプスはギリシア語で「大きな目をもつ」の意で、花姿に由来します。
季節・日常の手入れ
枝分かれしにくい植物なので小さいうちから芽先を手でつみ取ってワキ芽を伸ばすようにしましょう。そうするとよく茂ったバランスの良い形になります。大株は花が咲きにくくなるので、花後に全体の2分の1位を目安に切り戻しを行います。枯れた葉はそのままにしておくと株の中が蒸れてしまうので、こまめに取り除くようにしましょう。
日当たり・置き場所
よく日光に当てて育てましょう。真夏の直射日光下では株が弱ることがあるので鉢植えは午後からは日陰になるような場所に移動しましょう。コンクリートの上に直置きすると温度が上がり過ぎるので注意が必要です。多湿にも弱いので梅雨時期は雨の当たらない風通しの良い場所が理想的です。ある程度耐寒性はあり、霜で株が傷むことはありますが、凍らせなければ屋外で冬越しできます。庭植えは南向きで、雨の当たらない軒などがある場所が一番良いでしょう。庭植えで上手に冬越しに成功するとだんだん大株に育ちます。
水やり・肥料
多湿を嫌うので水のやりすぎは禁物です。乾かしぎみに管理した方がよく育つので、土の表面が乾いてからたっぷりと与えるようにしましょう。肥料が多いと茎が伸びすぎるのでたくさん与える必要はありません。植え付ける際、土にゆっくりと効く粒状の肥料を混ぜ込んでおくだけで充分育ちます。花つきや葉色が悪い場合は、様子を見ながら液体肥料を10日に1回程度の間隔で与えてみましょう。
用土
水はけが良ければ特に選びません。赤玉土(小粒)6:腐葉土4の割合で混ぜた土を使用しましょう。
植え替え・植え付け
根の生長が早く、2年もほおっておくと鉢の中が根でいっぱいになってしまい、根づまりをおこしてしまいます。1年~2年に1回を目安に植え替えます。適期は春か秋、鉢から抜いた株はまわりの土を半分くらい落として枯れた根をキレイに取り除いてから一回り大きな鉢に新しい用土で植え替えます。地植えは植え替えの必要はありません。
ふやし方
さし芽でふやすことができます。さし芽の適期は5~6月で、枝分かれをさせるために摘み取った新芽を利用するとよいでしょう。新芽を長さ5~10cmの長さにして、水を入れたコップなどに1時間ほどさして水を吸わせます。水を吸わせた芽を湿らせた赤玉土に挿して約1ヶ月間乾かさないように日陰の場所で管理します。根のでた芽はひとつずつ小さめの鉢に植え付けて冬は暖かい場所で管理します。春になり充分気温が上がった頃に鉢やプランター、庭に植え付けます 。
かかりやすい病害虫
害虫 アブラムシ 春先から新芽、茎葉、つぼみにアブラムシが発生します。植物の栄養を吸汁するので早めに駆除します。
まとめ
多湿に弱いので水や張りすぎない
アブラムシが付きやすいので、早めに予防する
凍らせなければ戸外で冬越しできる